ビタミンCのブログ

ブロマガから移ってきました

この漫画が面白い1 ゆるい女の子マンガ編

マンガが好きだ。三度の飯よりってほどじゃあないが、マンガは普通の人の200倍くらいは読んできたと思う。長い間マンガ読んでくると、だいたい自分の中でどんなジャンルが好きかってことがわかってきた。

その一つは、高校生や中学生のかわいい女の子が出てくるゆるいマンガだ。でも、必ずしもハーレムものが好きってわけじゃあない。まつげがパッチリ描かれる大人の女性が主人公のラブコメよりも、少年漫画雑誌にのるような漫画の女の子が出てくるのが好きだ。

というわけで実際の作品をゆるーく紹介していこう。

ムサヲ作、『恋と嘘

政府が16際のときに結婚相手を決める世界で、主人公(男)はクラスの女の子のことがずっと好きだった。ある日、その子と両思いだったことがわかり、キスするが、そのときに政府決定の相手が知らされる。その子は美人だけど、ちょっと変な子だった…

という内容。要するに、可愛い女の子二人に頼りない主人公が振り回されるというお話。『ニセコイ』みたいにクサイ展開にならないだろうし、二巻あたりから存在感を増してくる主人公の男友達もいい。というか、主人公以外みんな何を考えているのかよくわからない辺りも面白い。女の子も表情が可愛いし、下着姿もあり。そして何より絵がうまい。いま三巻まででてる。


我孫子祐作、東のくるめと隣のめぐる

クラスでちょっと気になる女の子めぐるはクールビューティー。引っ越し先のお隣が実はその子の家だった。窓を開けるとその子の部屋が見えるという関係で、次第に隠されためぐるの素顔が明かされてくる…

これも、絵がかわいくて、ゆるーい展開のマンガでいい。舞台になっている久留米の情景もいい感じ。絵はそこまでうまくないが、雰囲気で押すタイプ。いま二巻まででてる。


ソウマトウ作、ギリギリアウト

花ちゃんは注目されると尿意をもよおして、しょっちゅうお漏らししてしまう。が、その尿意を沈められるソラ君というクラスの同級生がいる。ソラ君は地味で注目されるのがキライだけど、影ながら彼女を何度も助ける。そのうちに、花ちゃんはソラくんのことが気になっていく…。

お漏らしする女子高生という新しいジャンルのこのマンガ。ワタシが審査員なら絶対これをマンガ大賞とかに押すのになあ。それくらい素晴らしいマンガ。そのすごさは読まないとわからない! いま三巻まででてる。


びっけ作、あめのちはれ

坂の上にある男子校と女子校、その男子校に通うことになった五人の高校生。その五人が入学式の日、雨がふると女の子になってしまう体質になってしまう。寮の管理人の助けを得て、女の子になっている間は女子校に通うことになった五人は、女の子との出会いや仲間との交流のなかで恋に目覚めていく…

これはもう完結した作品。男の子が女の子になって女の子のことが少しずつかわかっていくようになったり、女でいる間に仲良くなった女の子と男の時に仲良くなってデートしたり、女でいるときにほかの男の子の生の姿をはじめて見たりと、いろんな展開があって飽きないし面白い。設定は一見キワモノだけど、話自体は正当な少女漫画の系統で、人の心をよく描いた傑作だ。


オジロマコト作、富士山さんは思春期

中学二年生の優一はむちむちで巨体の富士山さんとつきあうことになった。富士山さんはエロくて、ムチムチだ…

作者のオジロマコトさんって女性なんだね。この人、女の子の体描くのすんごいうまい。女の子がでてくるマンガは多いけど、身体をちゃんと描き込んでいるマンガはまずない。これはその数少ない例。絵自体もかなりうまくて、マンガというよりイラスト集みたいな感覚でも読める。思春期特有のぎこちない距離感の二人がもどかしくて可愛いくて切ない。いま七巻まで出てる。


長月みそか作、少女素数

中学生の二人の姉妹と一緒に暮らす兄。「おんなのこってなんていうか、妖精を宿してる時期みたいなものがあるんじゃないか」

これはロリータ愛好家にとっては聖典のようなマンガ。少女の表情や服装がとにかくかわいい。ストーリーは女の子のかわいさのための言い訳と言ってもいい。どこか透き通るような雰囲気の少女たちにとにかく惚れ惚れする作品。五巻で完結。

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というわけで、比較的新しい作品を中心に集めてみた。好みもあるので一概には言えないが、どれも水準以上には面白いはず。ガチエロではないエロ系のマンガはまた別の枠で紹介したい。