ビタミンCのブログ

ブロマガから移ってきました

韓国・中国との関係改善は教育に鍵がある

だいぶん前の話だが、朝日新聞に、アジカンのボーカルが韓国に行ったという話が載っていた。「韓国では戦争の資料館に行きました。日本の加害の展示に肩身が狭い思いをしました。料理店で夫婦と話した時、戦争の話になった途端、心のシャッターが下りたようでした」。彼は二度、戦争という言葉を使っていて、それがそのまま朝日新聞に載っている。これは、なんの戦争なのか。日本が加害者だというのだから、朝鮮戦争ではないのだろう。しかし、夫婦と会話したということからして、秀吉の遠征のことでも、白村江の戦いのことでもないのだろう。では、いつ日本が朝鮮と戦争をしたのか。彼は、サンフランシスコ講和で韓国が呼ばれていないことなども当然知らないのだろう。

この程度のことを70年代生まれの人間が知らず、しかも、その誤った発言がそのまま新聞に載ってしまう。大丈夫なのだろうか。これは、日本の教育とメディアの両方にともに問題があるということだ。しかも、韓国の資料館は、ろくに資料に基づかず、日本人をことさらに残虐に描いていることで有名な資料館だ。そこで何も事実を知らない状態で行って、相手が提示するものをそのまま信じてしまう。これは一種の洗脳である。彼はほんの一例で、多くの日本人がこうした状態にあるのだろう。こう言うと、戦争だったかどうかは些細なことだ、韓国人に日本人がしたことが問題なのだ、という人がいるかもしれないが、果たしてそうだろうか。

歴史的に見ると、日本と朝鮮は隣同士でいながら、極めて良好な関係を保ってきた。両国間の戦争は、有史以来、上にあげた二・三回ほどしかない。これが、英仏間ならどうか、wikiに載っているのだけで19回もある。

日本と朝鮮は、世界的に見ても例外的なほど平和的な関係で長年いた。このことをまずは知るべきではないだろうか。

日本以外の国では、自分の国にとことん有利なように自国と世界の歴史を教えている。そのせいで、イギリス人は百年戦争はイギリスが勝ったと思っているし、フランス人はフランスがずっと世界の中心だったと思っている。別にこれらの国に限らないが、世界の各国の歴史教科書を見ると、日本の右翼なんか真っ青になるほどの極端な愛国教育をやっていることがわかる。しかし、日本だけはそうではない。それどころか、韓国や中国の提示する、何の資料もない(日本の)加害事件などを載っけている有様だ。日本は右傾しているとさんざん言われているが、世界のほかの国の基準からすればまだまだはるかに左だ。というか、日本についてそういうこと言っている世界のメディアの連中は、自分たちがどれだけ右なのか知らないのか、と言いたい。

というわけで、義務教育で愛国教育をする、というのは世界的には当たり前のことで、日本以外のどの国でもやっていることである。日本はそうではないが、ぼくは真実をきちんと教えさえすれば、問題はないと思う。日本人が日本に誇りを持てない理由は、じつはほかにある。

しかし、より深刻な問題は日本よりも韓国・中国の側にある。これらの国で厄介なのは、徹底した反日教育をやっていることだ。教育の効果というのは絶大だ。子どもは、大人が国のお墨付きのもとで教えることが嘘だとはまず思わない。そして、大人になってもそこで教えられたことを改めて疑ったりはしない。いったん反日教育を受けて育った人間は、ほぼ死ぬまで反日でいるということだ。これは歴史の問題ではなく、教育の問題である。第二次大戦でドイツに被害にあった隣国のどこも、いまはドイツは敵だというような教育をしていない。ベトナムでも反米教育なんてしてない。教育というのは伝統を形成してしまうので、一旦その体制ができてしまうと、変えるのは難しい。その教育を受けた人間が育って、自国の教育のことについて考えるわけだからね。

教育っていうのは、教科書に書いてあることだけじゃなくて、大人が普段から口にするようなこともすべて含む。日本では、互いを思いやり、時間に規則正しく、大人には礼儀正しくする、という教育がされているが、これは教科書には書かれていない。これと同じレベルで、中国や韓国では反日教育が行われていると考えるべきだ。しかし、これは教科書なんかにははっきり書いているわけではないので、左翼なんかの目には入らないようになっている。しかし、中国人の側からの以下の証言は、中国における反日教育の凄まじさをよく伝えてくれている。これは、日本人と結婚したいとこをもつ中国人男性が書いたものだ。

以下引用
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日本人男性と結婚したいとこが帰省してきた。旦那の親戚だっていう子どもを連れてね。なんでも中国に興味があるんだって。3人はいとこのお姉さんの家に住むことになった。っていうのも日本の子どもとだいたい同い年ぐらいの子どもがいるからちょうどいいだろうって話になったの。

日本人の子どもの名前は俊夫。小学1年生になったばかり。メガネをかけた姿はドラえもんのび太そっくりだ。中国語はほんのちょっとだけしゃべれるんだけど、初めてきた見知らぬ国、言葉の通じない人を前にちょっと緊張していた。でもぼくらをみるとにこっと笑ってくれる。それから礼儀正しくちゃんとお辞儀して、ぎこちない中国語で挨拶してくれる。良い子だなって、本当にかわいがったよ。

◆鵬鵬の敵意

でもね、上のいとこの子ども、小学3年生の鵬鵬は敵意むき出しだった。俊夫と会うやいなや、拳をふりあげて「打倒小日本」って叫んだんだ。言葉の意味がわからない俊夫はどうしたらいいか分からない様子。もちろん鵬鵬も脅かすだけで殴ることはなかったんだけど、びっくりした俊夫は顔色を変えていた。

上のいとこはあわてて鵬鵬をひっぱってきて、お客さんだから失礼なまねはしないで!って怒っていた。そうしたら鵬鵬が泣き出してしまった。日本人は中国の敵だ、おまえたちは愛国者じゃないって先生に言われたんだって。

それでぼくも説明した。先生が話したのは歴史の話でね、今は日本と中国の関係は改善したんだ。我が家に来た日本の子どもは善良な友人なんだよって。

そうしたら鵬鵬はもっと怒り出した。じゃあなんでちょっと前までパパもママも毎日家で日本が中国の土地を奪っただ、日本製品ボイコットだなんて話していたの?それに学校の先生は最近、生徒に教育アニメを見せたんだよ。日本帝国主義を打倒しろっていう内容なんだよ。

結局、鵬鵬はその日はずっと敵意に満ちた目で俊夫を見ていた。

◆日本の教育

俊夫は本当に善良でききわけのいい子どもだった。上のいとこが言うには、自分のものはちゃんときれいに片付けるし、顔を洗うのも歯を磨くのも言われなくても自分でやるんだって。それどころか自分の下着や靴下は自分で洗う。ご飯の時も食べてもいいよと言われるまでじっと待っている。

中国の親ってやつは自分の子と他所様の子どもを比べるのが大好きだ。上のいとこは鵬鵬も俊夫みたく物わかりが良ければ……って嘆いていた。彼女はいつも息子の後をついて回ってはゴミを拾い、戦場のようになった部屋を片付け、代わりにいろいろやってあげている。食事の時もいちばんいい部分は鵬鵬のもの。ぼくたち親戚だって鵬鵬を溺愛して、あれやこれやプレゼントしてあげている。

俊夫の聞き分けの良さ、礼儀、大人を敬うことを知っている姿を見ると、上のいとこは鵬鵬にあの子はああなのにと怒り出すのだった。確かに日本の家庭や学校の教育は中国とは全然違う。それが社会の雰囲気によるものかどうかはわからないけどさ。

こんなことが続いたから、鵬鵬は本当に怒り出してしまった。俊夫がやってきた翌日のこと、彼は自分のラジコンカーを鵬鵬に使わせてあげた。こうやって分け与えるのも彼らが受けた教育なのかもね。ところがその翌日になると、リモコンカーはばらばらになって鵬鵬の部屋に落ちていた。上のいとこが問い詰めると、鵬鵬は憎々しげに「日本製品ボイコットだよ」って答えた。それで俊夫はオモチャを貸さなくなったし、鵬鵬とも距離を置くようになった。

◆ぼくたちを凍り付かせた事件

でもその翌日になって、鵬鵬の態度もようやく変わってきて、俊夫と仲良くするようになった。あれだよ、やっぱり子どもの本性っていうのは善良でさ、友達を作りたがるものなんだよ。2人はお互いに名前を教え合った。鵬鵬は日本語の発音に興味を持ったし、「鵬鵬」「朋友」とか中国語の単語を教えてあげていた。それから自分のオモチャの車を俊夫に貸してあげた。

俊夫は本当に楽しそうだったし、大人たちもほっとしたよ。

でもね、俊夫が帰る前日の夜に起きた出来事がぼくたち全員を驚かせたし、心底恥じ入らせたんだ。

その日の夜、ぼくとぼくの両親、上のいとことその旦那、おじさんとその奥さんはみんなでリビングに集まってテレビを見ていた。日本からきたいとことその旦那は買い物に出かけていた。

すると、鵬鵬が俊夫を連れてやってきて、得意げに「俊夫が最後に話があるよ」って言ったんだ。そうしたら顔を赤らめた俊夫がもじもじしながら、恥ずかしそうに笑って不器用な中国語で話し出した。

「私は死んで当然の小日本です。中国人に対して申し訳ない。」

その場にいた全員が固まったよ。まっさきに反応したのは上のいとこだった。すぐに笑みをうかべて俊夫を抱きかかえて頭をなでた。その旦那は鵬鵬をトイレに連れ込んだ後、外まで聞こえるような大きな音がでる勢いでビンタした。その勢いはぼくまでどきっとしたほどだ。

真相はこうだ。あの言葉はきっと鵬鵬が教えたのだろう。俊夫はありがとうとか楽しかったとか、そういう言葉だと思ったんだろうね。

◆ぼくたち中国の愛国教育はこれでいいのかな

俊夫が日本に帰った後、上のいとこたちは自分たちの教育について随分反省していた。それからこんな小さな子どもまで、もはや変態的といっていいレベルで日本を憎んでいることに悲しみと不安を覚えていた。日本からきたいとこが言うには、少なくとも彼女が知っているかぎりでは日本の子どもたちは中国にそんな悪い印象を持っていないんだって。まさか今の中国の子どもがこれほど根深い憎しみを持っているなんて想像もしなかったと言っていた。

あるいはぼくたちの愛国教育はもっと客観的にするべきかもしれない。ぼくたちの反日感情はもっと冷静になるべきかもしれない。

子どもは物事を分かっていない。その心は純真無垢のはずだ。でも同胞が日本の自動車販売店を燃やして、日本車を壊して、ジャスコを打ち壊している時、学校の教育で日本を憎む感情を植え付けられた時、子どもの愛国観はすでにゆがみ始めている。

国恥を忘れるべきじゃない。小さい頃からこうやって教育するべきなんだ。そう言う人もいるかもしれない。

でも、なんでだろうね、一人の善良な日本の子どもが顔を真っ赤にしてぼくたちに親愛の情を伝えた時、中国人の子どもの憎しみはどうしてこれほどまでにぼくたち大人をいたたまれなくしたんだろうか。


KINBRICKS NOW(キンブリックス・ナウ) 2013年3月7日


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引用終わり


大人になると、多少は分別がつくので、個人レベルで日本人に敵意をむき出しにする人は少なくなるだろうが、子どもはそうではなく、大人による教育の結果をすぐに受けてしまう。問題は、そうした雰囲気が当然のようにある中国の社会にある。韓国も同じだ。



日本とこれら国々の関係を改善したいと、もし日本人が本気で思うなら、これらの国でなされている反日教育をやめさせなければならない。反日教育が、中国や韓国が国家として日本に敵対していることのすべての原因ではないし、たとえ反日教育がなくなったとしてもこれらの国々は、国際社会において日本の味方にはならないだろう。しかし、反日暴動やネットでの反日的言動などは、反日教育が原因であり、これは両国間の人民間の関係に明確な悪影響を与えている。

いくら日本人が中国人と仲良くなろうした所で、あの国で徹底的な反日教育が施されているのだから、その努力は焼け石に水なのだ。実際には、中国や韓国における反日教育をやめさせるというのは、両国の国民性そのものを変えるということを意味するので、これほど困難なことはない。どちらの国も、世界で起きているすべての悪いことは日本が原因で、自分たちはその被害者だという思考で慣れきっていて、普通の人がそこから抜け出すということは、常識的にはまずありえないことだろう。その上、たとえ両国の人間が日本を憎むことをやめたとしても、彼らの人間性そのものを日本人が好ましいと思って、真の良好な関係な生まれる、ということが保証されるわけではない。ぼくが思うに、この二国の多くの人間がもつ人間性は、大多数の日本人のそれとは根本的に合わない。とはいえ、もし日本人が本気で両国との関係を改善したいと思うのなら、両国における教育改革を促すことだけが、唯一の根本的な解決策なのだ。